
互助会の解約をご検討されている方
互助会は冠婚葬祭における相互扶助を目的としており、毎月一定の掛け金を積み立てていくものです。葬儀や結婚などの家族や人生における重要なイベントにおいて、急な出費や一度にまとまった出費を抑えて、スムーズに満足のいく式ができるための制度です。
互助会制度は経済産業大臣の厳しい審査をクリアしたうえで、営業許可番号を与えられた事業で、経済産業大臣の指導と管理のもとに運営されています。月々の掛け金はコースが用意されているのが通常で、毎月2,000円程度×60回といったコースが用意されています。
葬儀や結婚式の希望規模やグレードに合わせてコースを検討して加入すると、急にまとまった出費をしなくても、積み立てた金額で葬儀や結婚式ができる仕組みです。しかし、葬儀や結婚式を行う際に数多くのオプションをつけなければならないケースがあり、葬儀費用の相場を上回る費用を請求されトラブルに繋がっている方がいらっしゃいます。
葬儀社の互助会制度と会員制度について
互助会解約について
最近では、「近所に式場ができた」「月々の掛け金の支払いが大変になった」など、さまざまな理由で解約を検討する方がいらっしゃいます。また、コロナウイルスの影響により「家族だけの小さな葬儀を検討しており、積立する必要がなくなった」という方が増えてきています。解約する場合は、一定の手続きが必要になります。
互助会解約をする場合
〇必要なもの
互助会の解約を行う上で、一般的に必要なものは以下のものになります。
・互助会会員証
・印鑑
・運転免許証・健康保険証などの本人書類
・銀行などの口座番号
※各互助会によって異なる場合があるので、入会している互助会へ一度お問い合わせください
〇解約の手順
加入者ご本人が互助会に連絡し、解約の旨を伝え、解約書類を送付してもらうか窓口へ行き、捺印した提出書類が受理されれば手続きが完了します。その後、払戻金が指定口座に振り込まれます。また、加入者が互助会に連絡を出来ない状況の時は、代理人が行うことができます。その際は、委任状が必要になる場合があるので注意が必要でしょう。
〇解約には手数料が必要
払戻金は、解約手数料が差し引かれた料金になります。解約手数料は、加入時の契約に基づきますが、互助会への加入の時期や支払回数によって異なります。一般的に2割程度が差し引かれるといわれています。